本日は、すかいらーくホールディングス(3197)について書いていきます。
すかいらーくホールディングス(3197)といえば、株主優待の改悪が発表されて話題になっていますね。
すかいらーくの株主優待カードはガストやバーミヤン、しゃぶ葉など様々なお店で優待を受けることができ、かなり使い勝手がよかっただけに個人投資家にとってはショッキングな発表だったのではないでしょうか・・・。
目次
すかいらーくの株主優待は、「保有株式数に応じて、グループ店舗での飲食代金支払いに利用可能な株主優待カードを年2回贈呈」と言うものです。
優待カードの贈呈に変わりはありませんがその金額が大幅に減額されます。
100〜299株保有
6,000円/年
300〜499株保有
20,000円/年
500〜999株保有
33,000円/年
1000株以上
69,000円/年
100〜299株保有
4,000円/年
300〜499株保有
10,000円/年
500〜999株保有
16,000円/年
1000株以上
34,000円
公式ホームページでは以下のように説明されています。
このたびの新型コロナウィルスの影響により不透明な経営環境が続く中、当社では 持続的成長の追求を優先事項ととらえ、収益構造改革の一環として株主優待制度のあり方を慎重に 検討した結果、株主優待制度を変更した上で継続させていただくことといたしました。
https://ir.skylark.co.jp/management/pdf/yutai_20200910.pdf
【すかいらーく株主優待の歴史】
2014年〜:100株保有で2000円/年。
2017年〜:100株保有で6000円/年へ変更。
2020年〜:100株保有で4000円/年へ変更。(今回の変更)
【2017年に大幅拡充された背景】
当時の親会社であるベインキャピタルの影響があると言われています。株主優待拡充により株価を上昇させ、その間に、高値で売り抜ける戦略のため、株主優待を利用したとの情報があります。
今回(2020年)の株主優待変更は、親会社との兼ね合いで拡充しすぎていた株主優待が、企業の実績に見合った金額に是正されたと筆者は考えています。
現在の株価:1501円(2020.9.27現在)
1ヶ月チャートでは、株主優待の変更が発表された9月10日に大きく株価を下げています。
1年チャートでは、本格的に新型コロナウイルスの影響がではじめた2月以降とても不安定な値動きをしています。
3ヶ月決算を見ていきます。
2020年1−3月期から利益が減少。
2020年4–6月期に赤転してしまいました。
下の表はすかいらーく月別売上高前年比です。
赤転した2020年4−6月は売上高前年比が−29.2%〜–57.2%と、最も数字が悪かった時期です。
7月と8月は−25%台にとどまっており、回復傾向です。
このまま業績が回復していけば良いのですが・・・。
売上高の変化に注目です!
株主優待が改悪され、100株保有での優待利回りは2.66%です(2020年9月27日時点)。
次回、業績についての詳細や、財務情報など分析していきますのでお楽しみに。