イオン(8267)は買い?それとも危険?分析してみた。

イオン(8267)株購入検討中の方に向けて、記事を書きます。

イオンは「株主優待 おすすめ株」としてよく出てきますよね。

オーナーズカードやイオンラウンジがとても魅力的で、良いイメージだと思いますが、

買っても大丈夫?それとも危険!?

詳しく分析していきましょう。

買いなのか?

結論:買いには消極的。

優待目当てで買うならもう少し株価が下がってから。

  • 売上高は更新しているが、収益性・安定性が良いとは言えない
  • PERが高すぎる
  • 配当性向が高すぎる
  • イオンラウンジ優待廃止の可能性!?

現在の株価

  • 現在の株価:2625円(2020.7.6現在)
  • PER:80.55倍              

PERは15倍以下で割安とされています。

80倍はかなり高いです。

【1年チャート】

【10年チャート】

事業内容

  • 総合小売大手。
  • 国内流通で首位。
  • 総合スーパー中心、傘下に不動産・金融。
https://www.aeon.info/ir/finance/segment/

GMS:総合スーパー事業、SM:スーパーマーケット事業

業績

営業収益、営業利益ともに2020年2月期では過去最高を更新しました。

しかし21年2月期の業績予想は大幅な営業減益です。

新型コロナウイルスによる事業への影響を考慮したものと考えられます。

収益性

単位:%

収益性は低いと判断します。理由は以下の通りです。

  • 売上高営業利益率の国際的な優良企業の目安は15%。
  • 同業種で売上高が近いセブン&アイ・ホールディングス (3382)は6%代をキープしている
  • ROEは12%以上で優良、20%を超えると超優良と言われている。
  • ROAは5%を超えていれば優良企業だと言われている。

安定性

自己資本比率は40%を越えると倒産しないと一般的には言われています。

イオンは40%を切っているだけでなく年々減少傾向です・・・。

有利子負債依存度(有利子負債÷総資産×100)は、23%です。(50%以上で危険)

よって安定性も良いとは言えません。

配当

2021年2月期の年間配当金予想も前年同様36円となっています。

それにしても、配当性向が高すぎます・・・。

株主優待

100株以上の購入でオーナーズカードが発行されます。

100株保有の場合、このカード提示で買い物が3%キャッシュバックされます。(詳細はこちら。)

イオンラウンジを利用することもできます。(詳細はこちら

イオンラウンジに関しては廃止になる可能性があると噂されていますので、気になる方は調べてみてください。

余談ですが、イオンラウンジが廃止になったとしても、イオンの浮動株は24.1%ですのでそこまで株価が急落する可能性は低いと考えています。

次回の権利付き最終日は2020年8月27日(木)です。

購入をお考えの方はチェックしてくださいね。