以前にも、JXTG HD時代に記事に書きましたエネオスを今回アップデートしていきたいと思います。
高配当銘柄でバリュー株に資産が流れる傾向がある現在注目している方も多いのではないでしょうか?
目次
WTI原油先物チャート
以前の記事にも買いたのですが、石油価格と株価が連動している傾向にある銘柄になります。
そこで注目していきたいのがWTI原油先物チャートなどですね。
このWTI原油先物とは、ドバイ原油スポット価格、北海ブレント原油先物と合わせて世界3大原油指標と言われています。
この中でも取引量と市場参加者が圧倒的に多く、市場の流動性や透明性が高い指標となります。
直近では、原油価格は戻してきていることがチャートからわかると思います。
しかし、100ドルを目指せるかが大きな課題になってくるかと思います。世界情勢や為替の影響も大きく受けることが考えられます。
しかし、このチャートからもそこを打って現在上昇傾向にあることが見受けられますので前向きだと判断できます。
事業規模は大きい為大幅な株価の上昇は難しい?
石油元売3社のシェアを見てみると、ENEOS HD53%、出光興産32%、コスモエネルギー HD15%と圧倒的ですね。
売上高もENEOSは11兆円とかなり大きいです。
これから売上高を2倍3倍にできるかは懐疑的です。そうなってくると現在の株価が割安かどうかが重要になってきます。
移動平均乖離率を見て身いきたいと思います。
現在ちょうど0%とという数値になっています。最近では、400円という株価が一つの基準となってきているように感じます。
脱炭素社会 水素・燃料電池戦略
国の事業として、2050年脱炭素社会として水素・燃料電池戦略を掲げています。
ENEOSは事業として水素エネルギーの活用にも取り組んでいます。
トヨタが電気自動車でなく、HVと燃料電池自動車(ミライ)を販売しています。ENEOSが長年培ってきたエネルギー供給事業のノウハウを活かして水素供給のインフラに携わっていく事がHPで記載されています。超長期的に保有し続けると言うのも面白い選択肢なのかもしれません。
配当について
2021/02/07時点での株価は433.5円で配当利回りは5.07%ですね。
とても魅力的な利回りとなっています。
個人的には、高配当投資を考えている方にとってはポートフォリオの一角に入ってくる銘柄だと思います。石油需要などによって株価が変動する景気敏感株であることから比率を大きくするのは懸念されますね。
まとめ
コロナウイルスワクチンによる景気回復でエネルギー需要が高まれば株価は一時的に上げる可能性がある。個人的には短期中期的にはあまり大きく株価を上げないと考えている。400円から600円程度のレンジで推移するのではないか。
高配当を目的にポートフォリをの一部に入れるのはいいと考える。超長期的には次世代のエネルギーに関わっていく事ができれば成長も期待できる。
現在の株価であれば購入を検討しても問題ないと考えます。
※投資は自己判断でお願いします。