テルモ(4543)を分析してみた。

こんにちは。

今日はテルモ(4543)について分析していきます。

どんな会社?

テルモは、医療機器最大手です。カテーテルなど心臓血管分野を強みとし、米国・中国などで生産拡大しています。その他、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供している会社です。

現在の株価は?

●現在の株価:4150円(2021.2.24現在)
●PER(予想):42.65倍

SBI証券

長期チャートは綺麗な右肩あがりです。
2014年4月、2019年4月にそれぞれ1株→2株の株式分割をしています。

こちらは直近1年チャートです。上下しながらも全体的に上昇傾向でしょうか。

配当と株主優待

配当金
●2021年3月期の年間配当金は28円(予想)です。
●配当利回りは0.63%(予想)
●配当性向は28.2%(予想)
2011年以降毎年増配中。

株主優待
●自社製品のご優待販売 
●自社オリジナルカレンダー 
●自社施設見学会 (抽選 )

テルモ株を購入するならばキャピタルゲイン目的になりますね

業績

売上高・営業益ともに右肩上がりで、2020年3月に過去最高を記録しています。
しかし2021年3月期はやや低下となる予想です。

2021年3月期不調の原因は以下のように説明されています。

特に4、5月に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の大きな影響を受け、様々な診療科において待機 症例の延期、検査や診断の減少、入院日数の減少等による需要減がありました。7~9月には、延期されていた症 例の一部が行われたことで、需要が一定程度回復しました。10~12月には、特に欧州・米州において新型コロナウ イルス感染症の再拡大が見られましたが、医療機関のオペレーションへの影響は限定的でした。当社においては、 心臓血管カンパニーに対して需要減の影響が顕在化したものの、ホスピタルカンパニーや血液・細胞テクノロジー カンパニーに対する影響が比較的軽微となったことに加え、一部製品における需要増もあり、全社として新型コロ ナウイルス感染症拡大の影響を一定程度緩和できた結果となりました。

テルモ株式会社(4543)2021年3月期 第3四半期決算短信

収益性

赤:売上高営業利益率   オレンジ:ROE   青:ROA

●ROE:9.66%予想(2021.3)
ROEは12%以上で優良、20%を超えると超優良と言われています。

●ROA:5.96%予想(2021.3)
ROAは5%が一つの目安です。クリアできています。

安定性

●自己資本比率:60.8%
(40%を越えると倒産しないと一般的には言われています)

その他、負債や資産なども健全な数値と言えます。

まとめ

さすが人気銘柄です!

株価、売上ともに順調に上昇していますし、財務も健全です。

今後日本は超高齢化社会に突入しますがその中でもテルモの事業内容は需要がありそうですね。

一方で、PERが高いのが気になるところです。

それだけ人気の銘柄ということですね・・・。

今後の業績の推移にも注目し、タイミングを見て購入したい銘柄の一つです。